厚生労働省の2006年版労働経済白書が提出された。
これについての 各種ニュースを整理してみた。

今回の白書は 少子化対策にも 将来の消費税引き上げにも
いろいろと絡んできているようだ。
キチンと税調の動きを見ておいた方が 良さそうである。

【労働経済白書PickUp】
日本経済はデフレ脱却へ着実な進展が見込まれ
 「平時の経済」に復帰しつつあるようだ。

一方、リストラなどに伴う非正規雇用の増加などで経済格差が拡大。
 アルバイト・パートなど非正規雇用の割合を1997年と2002年で比較すると、
 20〜59歳まですべての年齢層で増加傾向がみられたが、
 特に20〜24歳の年代で増加率が高く、02年は97年からほぼ倍増、
 30%を超えていた。
 総世帯平均所得も2004年が589万円で、1999年より60万円減少。
 賃上げ抑制や非正規雇用者の増加により、多くの労働者が貧しくなっている。

また 少子化の主因も
 20歳代を中心に非正規雇用が増え、収入格差が広がったことで
 若者の結婚が大幅に減った点にあると分析している。


これにより 格差是正のための消費税率引き上げ論が出始めている。
これまでは高所得者の税率負担が高い累進制を弱める
「金持ち優遇」の方向で進んできた。
しかし 少子高齢化や介護、格差が社会問題化していることから
税調はこれまでの金持ち優遇を是正して
格差への対応が必要という基調に変化しようとしている。

実は 本来サラリーマンのメリットになると思われるこれらが
今回 消費税率引き上げの前提となっているのだ。

石会長は5日、税調の総会と基礎問題小委員会後の会見で
 「消費税率は2けたもあり得る」との考えを改めて示した。
 「10〜15年後の将来」として、欧州先進国並みの消費税率を
 視野に入れているようだ。


しっかりと目を光らせておきましょう。
日本の所得格差は OECDなどでも問題になってきているようです。
参考に次のニュースも。


経済協力開発機構(OECD)は6月26日、
日本経済の問題などを討議する対日審査会合をパリで開催、
日本社会で拡大している所得などの格差に強い懸念を示した。

OECDは、日本は従来、所得の不平等度が少ない社会と見られてきたが、
「最近は就労者の所得格差が拡大している」と警告。
その理由として、日本は「正規雇用への保護が手厚すぎる」と指摘している。

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