強制加入の介護保険の落とし穴
2008/06/21 01:38
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40歳以上から強制的に加入させられ 自動的に天引きされる介護保険。
少子高齢化社会を安心して暮らすために、みんなで保険料を払って、
介護が必要な人を支えていくものだと紹介されている。そして もし介護が
必要になったら、保険給付により、必要とする介護サービスが受けられると。
しかし、この介護保険の給付に 条件があると、知っていただろうか?
実は(年齢限定とはいえ)40から64歳の間、介護保険給付が受けられるのは
特定疾病と指定されている次の15種類の病気の場合だけなのだ。
| ●初老期の痴呆(アルツハイマー病、ピック病、脳血管性痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病など) ●脳血管疾患(脳出血、脳梗塞など) ●筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)(ALS) ●パーキンソン病 ●脊髄小脳変性症 ●シャイ・ドレーガー症候群 ●糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経障害 ●閉塞性動脈硬化症 ●慢性閉塞性肺疾患(肺気腫、慢性気管支炎、気管支ぜんそくなど) ●両側の膝関節、または股関節に著しい変形を伴う変形性関節症 ●慢性関節リウマチ ●後縦靭帯骨化症(こうじゅうじんたいこっかしょう) ●脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう) ●骨粗しょう症による骨折 ●早老症 |
これだけでは ピンとこない。
では 実際にあった具体例で。
【ケース1】
| 62歳男性。 交通事故が原因で車椅子の生活になりました。 子どもたちは二人とも結婚し 遠い町でそれぞれ生活しています。 介護をしている妻も60歳で 身体的負担も大きくなっています。 週に一度でも 入浴サービスなどを受けたいのですが。 |
これは 介護サービスを受けられない。
上に書いたように 特定疾患のみのため 交通事故は適用外なのだ。
【ケース2】
| 60歳男性。 商売に行き詰まり廃業、その心労からアルコール中毒になりました。 そしてそれが原因で認知症を発症しました。 徘徊をするので 目が離せない状態、しかし 収入の手立てが無いため 世話をしている妻58歳が働かないと生活がしていけません。 週に一度でも ケアセンターで面倒を見ていただきたいのですが。 |
これも 介護サービスを受けられない。
認知症でも アルツハイマー病、ピック病、脳血管性痴呆、クロイツフェルト・ヤコブ病など
受けられる病名が限定されているからだ。
通常私たちは、保険に入る時、
「この保険は、●●の病気の時、△△のサービスまたは給付が受けられます。
しかし ◆◆の時などは 給付対象になりません。」
などと契約内容を確認してから入る。
そして 加入時に契約内容を確認するのは、加入者の責任だ。
しかしこの介護保険、私たちは内容を確認させられることも、選択の余地もなく
強制的に加入させられ 天引きされる。
なのに 「骨粗しょう症による骨折」や「アルツハイマー」など、特定の病気以外は
保険を支払っているに関わらず 65歳までは介護サービスを受けられないのだ!
おかしくないか?
介護保険は強制加入だ。
なのにその病名や原因が、加齢(老齢)によるものと限定してあって
同じ認知症でも その原因が交通事故や通常の骨折などにあった場合は
そのサービスを受けることができないなんて。
介護が必要なのは どんな原因からのものでも同じ。
そして介護サービスは本人のためも含めて 介護をする家族の負担を軽くする目的も
あったのではなかったか?
そこに加えて後期高齢者保険。
ここの理由も少子高齢化だから。
若く頭の良い、計算高い人たちに 国の未来のためには当たり前、だと思わせ
年寄りは早く死ね、と言わんばかりの保険制度。
世界で最も自殺率が高いのは リトアニア、ベラルーシ、ウクライナなど体制移行国。
そこでは男子45-54歳(ロシアの場合は75歳以上)の自殺率が最も高いのだが
日本は世界10位、自由先進国の中では自殺率トップで その傾向も
このグループと同じ、55-64歳と 高齢者の自殺が高いのだ。
参照:図録▽自殺率の国際比較
そう 死ねというから 自殺率もうなぎのぼり。
それならいっそのこと、
安楽死制度を作ってみたらいかが?
その方が 余程親切だろう。
テーマ : これでいいのか日本 - ジャンル : 政治・経済
タグ : 安楽死 介護保険を払っているのに介護が受けられない 後期高齢者保険
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