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2011年03月24日 (木) | Edit |

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精神障害には内因性と外因性がある。

◇外因性とは、体の病気から精神障害を発症するもの。
 脳器質性精神障害・薬物依存による精神障害・てんかんなど。

◇内因性とは、精神的ストレスから精神障害を発症するもの。
 神経症・統合失調症・躁うつ病など。

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内因性精神障害の中でも、ここ数年増えているのが不安障害。
主な不安障害。

①広場恐怖
   広い開放空間や公共の場にいるときに起こる恐怖。
   パニック障害の原発性であり、パニック障害を併発する。

②社会恐怖症
   人前で話すことなど注目されることに恐怖を感じる。
   生涯有病率13.3%。5歳、11~15歳の間が発症のピーク。
   男性より女性に多い。 

③パニック障害(恐慌性障害)
   思いがけない時に、突然生じるパニック症状が特徴。
   生涯有病率1~2.5%。15~24歳と45~54歳に発症ピーク。
   女性が多く、遺伝性も示唆されている。

④全般性不安障害
   いろいろなストレスの重なる状況が慢性的に続くことにより、過剰な
   不安や心配から、自律神経系の過覚醒状態を中心とした身体症状を発症。
   原因となるものは経済状態、家族の健康など生活環境についてが多い。
   生涯有病率5%。 男女比では1:2で女性に多い。成人初期に発症。
   家族集積が示唆されていて、弱い遺伝因子の存在も推定される。

◇不安発作の症状。
   動悸・発汗・口渇・過呼吸・窒息感・吐き気や腹部の苦悶・めまい・
   現実感喪失・死ぬのではないかという恐怖心・紅潮または寒気・しびれ

この中でも特によく出てくる症状:過呼吸は、過度の呼吸により二酸化炭素の
排出が必要量を超え血中の二酸化炭素濃度が減少し血液がアルカリ性に傾くもの。
その結果、呼吸困難・窒息感・不快・痺れ(四肢麻痺、顔面痺れ等)・痙攣が起きる。

この対処法にはペーパーバッグ法というものがある。
紙袋を口にあて、吐いた空気を再度吸い込むという行為をくり返し、血中の二酸化
炭素濃度をあげる方法。

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不安障害は比較的治りやすい病気で、薬物療法なども効果があると言われている。

生まれつき不安発作を持っている人はいない。
過度のストレスにより、ある時をきっかけに発作が見られるようになる。
発作が一度出ると、予期不安感もあり、発作が出やすくなる。
そして発作が出る度に、脳は「発作回路」を強化していく。
だから逆に薬物を使用して発作を抑制すれば「発作回路」を退化させていくことが
期待できる(学習機能)。 ただし薬物だけに頼ると、もともとが精神的不安を
抱えている病気なだけに、今度は薬物がないと不安になるという依存も生まれがち。
なので薬物療法と行動認知療法を併用すると良いと思われる。

※認知行動療法とは・・・
   人の「現実の受け取り方」や「ものの見方」を認知という。
   その認知の歪みに働きかけて、心のストレスを軽くしていく治療法。

   例えば「活動記録表」などをつけてみる。
   項目には、「嫌だったこと」「その感情の%」「どんな考えに囚われたか」
   「別の考え方はできなかったか?」「その考え方をしたら感情は何%?」
   などを記録。それによって自分の行動と感情の関係が見えてくる。そこから
   どうしたら嫌な感情に囚われないか、自分の認知を変える糸口を見つける。

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